ナイスガイズ!

ディテールでは結構笑えるんだけど、個人的にはあんまりノリきれなかった。
ただ主役2人は文句無しに良かったし、ディテールに着目すると良いところはいっぱいあったので、テンポが合わなかったんだと思います。
(同じ監督の撮った『アイアンマン3』も、アメコミ映画大好きな私なのに「これは…ウーン」となったし…。)

一応謎解き的な要素もあるんだけど、基本はコメディかな。
少々エロっぽいシーンもあるので、一緒に観る相手は厳選してください(笑)

 

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ララランドが表ゴズリングならこちらは裏ゴズリング。でももともとゴズリングってこういうイメージだったような??とことん情けなくてダサいのに、なぜだかカッコいいっていうのが一番似合う人ですよね。
ラッセル・クロウは役作りしてないんじゃないのって疑いたくなるくらい、熊体型でなおかつキレッキレでボカスカ人を殴るので、観ていて安心感が(笑)


そしてマット・ボマー、思ったほど出番がなく、マグニフィセント・セブンに続き贅沢な使われ方をしてたけど、胡散臭い髪型と爽やか100%の笑顔がジワジワきます。

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子役のアンガーリー・ライスについては、すっごく可愛いんだけどキャラ設定がピンボケしていたのが勿体無い…。

人数は少ないとは言え、割と容赦無く人が死んでいく、そしてそれをカラッとした笑いに変えているところがこの映画の面白さなのに、謎の徹底した不殺主義。「そりゃ現実世界ではそれがベストだろうけどさ〜」と、妙に現実に引き戻されちゃいました。

あと、可愛いのにお下品な子どもっていうと、どうしても『キック・アス』を思い出しちゃいますね。

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キーパーソンとなるこの方は、少々エキセントリックな役柄ながら、なかなかチャーミングでした!

 

あとは、敵のコンビのお馬鹿っぷりというか少々抜けた感じはロジャー・ムーア時代の007の敵たちを彷彿とさせるような雰囲気もあり、なかなか良かったです。