キング・オブ・エジプト
予告編のみの時点の感想は、「CGすごそうだなあ~」「主人公とおぼしきコソ泥(?)がおちゃらけてそうなのが気にかかる」という感じでした。
ストーリーの主軸は、原題の「エジプトの神々」のイザコザであり、そこに人間代表のコソ泥ベックが関わっていきます。
天下取りを目指す、なんてあらすじに書かれているけど、ベックはあくまで自分の目的のために手伝いをするだけ。ベックは別に王座を狙っているわけではありません。
映画に対して、史実との整合性だとか、現実味とかに重きを置く方だと耐えられないようなトンデモストーリー。そこはまあ、バトルアクションファンタジーということで大目にみてください。
ストーリーが分かりやすいぶん、字幕版であっても、映像の凄さを満喫できます。
心配していたコソ泥ベックのキャラクターに関しても、一緒に旅(?)をする神様が割と真面目なので、バランスがとれて程よい感じ。(ちなみにコソ泥ベック役のブレントン・スウェイツの次回作は、『パイレーツ・オブ・カリビアン/最後の海賊』。)
神様たちが、超合金みたいな姿で戦うシーンは、聖闘士星矢みたいでなんだかワクワクしますよ。
ど迫力の映像以外では、何気に豪華な俳優・女優陣が見所。
エロディ・ユンは大人の色気、ジェラルド・バトラーは野生の色気、そしてジェフリー・ラッシュは偉大だけどなんか胡散臭い存在感が(笑)
『キャプテン・アメリカ/シビルウォー』にてブラックパンサーを演じていたチャドウィック・ボーズマンも、キュートな役どころです。
あと、ベックの恋人ザヤ役コートニー・イートンは、『マッドマックス』最新作での、イモータン・ジョーの一番若い妻フラジールを演じていた女優さんですが、スタイルが良すぎて目のやり場に困りました(笑)
マッドマックス繋がりでは、同じくイモータン・ジョーの妻であるザ・ダグ役を演じていたアビー・リーも出演しています。
気楽に最新の迫力ある映像が楽しめてストーリーも単純明快、正直言ってかなりオススメです!
予想以上に面白く、いい意味で裏切られました。