美しい絵の崩壊

オーストラリア東部の海辺の町で、ロズ(ロビン・ライト)とリル(ナオミ・ワッツ)は幼いころから姉妹のように育ってきた。現在は二人とも結婚して家庭を持ち、お互いの息子トム(ジェームズ・フレッシュヴィル)とイアン(ゼイヴィア・サミュエル)も母親たち同様親友同士だった。早くに父親を亡くしたイアンは、ロズを2人目の母親として慕っていたが……。

(シネマトゥデイより)

 

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※以下、ネタバレを含む感想です。

 

 

 

 

美しいビーチと、親友同士の2組の母と息子。

インモラルな関係ではあるけれど、世間の常識にとらわれずに徹頭徹尾自分たちの思いと向き合っていれば誰も傷つけなくて済んだのになあなんて思って切なくなった。

でもそれってすごく難しいことだし、この4人の関係性ならなおさら。

 


もっと若い頃に見ていたら、きっとお嫁さん2人の立場にしか同情できなかったと思う。というか出演者が奇跡のように美しいので、ごまかされて(?)退廃的なムードに酔いしれながら見たけれど、冷静に考えるとやっぱりまずいような。と言いつつ何が悪い?なんて思う自分もいたり。

 


3世代でビーチで遊ぶアットホームなシーンで終わらせず、そこからの畳みかけ方がすごかった。あとから思えば予想できるといえばできる展開ではあったけど、まさか本当にそうくるか…。

邦題の『美しい絵の崩壊』は唯一無二の親友や親友の息子との美しい友情に愛が絡んでぐちゃぐちゃに入り乱れる部分を指してるのかと思ったけど、最後のどんでん返しの、同年代の女性(と子供)とのいわゆる普通の美しい家庭が嘘の上に成り立っていたことが分かってしまう部分も指してるんだろうな。