The World is Not Enough.

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主に映画と海外ドラマの感想を書いてます。ネタバレなしカテゴリ以外はネタバレあり。時々文房具やコスメの話も。

小悪魔はなぜモテる?!

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『ラ・ラ・ランド』の公開が目前に迫っている今日この頃。

今日は、すべてのエマ・ストーンファン、そしてすべてのラブコメ好きの方に観てほしい映画である『小悪魔はなぜモテる?!』(原題"easy A")をご紹介します。

 ※『ラ・ラ・ランド』のネタバレなし感想はこちら。

 

私自身、何を隠そう(?)エマ・ストーンとの出会いはこの映画。

もともとラブコメ好きなのですが、狂ったようにラブコメ映画ばかり漁って観ていた時期があり、その時にAmazonだかAppleだかのおすすめに出てきて存在を知った映画です。

 

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この映画、原題は前述のとおり"easy A"。この"A"は、映画の中で触れられている小説『緋文字』(原題"The Scarlet Letter")の主人公が姦通の罪を犯した罰として、姦婦=adulteressの頭文字であるAの字を服につけさせられたことからきています。

と言うのも、『緋文字』は単に劇中の授業のシーンで出てくるだけではなく、主人公のオリーヴ(エマ・ストーン)は自分の置かれた孤立無援の境遇を、『緋文字』の主人公であるヘスターになぞらえるのです。

ところで完全に余談ですが、テイラー・スウィフトの代表作"Love Story"の歌詞の中にも"緋文字"が登場します。



主人公オリーヴは、特に誰からも注目を浴びることもモテることもない、ごくごく普通の女子高生。エマ・ストーンが演じているのでモテないとか普通とか言われてもあんまり信憑性がないのが問題ですが、まあそこらへんは置いといて…。

ある日、親友であるリーに対して、軽い気持ちで「男性と寝たことがある」と嘘をつきますが、そこは高校という狭いコミュニティ。ゴシップが大好きな生徒たちによって、「オリーヴは経験済み」という噂がたちまち広がります。この辺りはアメリカも日本も同じなんですね。

そしてゲイだと皆に噂されている男子生徒のブランドンに、自分と関係したフリをしてほしいと頼まれたことから、事態はどんどん悪いほうへ向かっていきます。

最初こそ、人助けにもなり、皆に注目もされる"アバズレ女"役を嬉々として演じていたオリーヴですが、誰も自分を本当のデートに誘ってくれないことに傷つきはじめます。さらに、デートだと思って喜んで出かけたら、お金を払えばヤレると勘違いした男子生徒に強引に関係を迫られたり、信頼している先生(サム・ライミ版『スパイダーマン3』のサンドマン役トーマス・ヘイデン・チャーチ)の奥さんであるカウンセラー(海外ドラマ『フレンズ』フィービー役のリサ・クドロー!)が関係を持っていた男子生徒が性感染症にかかり、母親に問い詰められてとっさにオリーヴのせいにしたことで、親友だったリーを含む学校中の生徒から白い目で見られるようになります。

学校の中で完全に孤立してしまったオリーヴは、なんとか汚名返上するためにこれまでの男性との関係はすべてフェイクであったと証明しようと、依頼人だった男子生徒たちをあたるのですが、誰も協力してはくれません。カウンセラーのところへも行きますが、「罪をかぶるという選択をしたのはあなたでしょ!」とにべもない対応。オリーヴは人助けだと思って濡れ衣をかぶったのに…。

そんなとき、母親に励まされ、オリーヴは自分にしか出来ないユーモアのある方法で真実を明らかにします。皆に向かって「あんたたちには関係ないことよ」と言い放つオリーヴがすがすがしい!

 

この映画はストーリーが面白いのはもちろん、とにかくエマ・ストーンがキュート。くるくる変わる表情や、私たちがやるように(?)家の中で歌って踊る姿が最高!

オリーヴの性格がすごく魅力的で、等身大なんだけど等身大すぎて普通すぎってこともなく、友達に対してちょっと優位に立ちたくて嘘をついちゃうとことか、地味子だったのが一躍校内で有名人になってはしゃいでる感じとか、とにかく可愛い。

ユーモアがあって皮肉屋なオリーヴなので、会話のテンポもすごく良くて、そこにエマ・ストーンの魅力の1つであるハスキーな声が効いてます。

 

↓シャワーを浴びながら歌いまくるオリーヴ

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↓アバズレ女を嬉々として演じるオリーヴ

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先生とその妻であるカウンセラーだけでなく、オリーヴの両親役もスタンリー・トゥッチとパトリシア・クラークソンと超豪華。

なおかつ、オリーヴの幼馴染で、幼いころからずっとオリーヴが思いを寄せていたトッド役には『ゴシップガール』のダン役を演じていたペン・バッジリー。

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皆それぞれそんなに出番が多いわけではないけど、しっかり存在感もあるし、こういう人たちに囲まれていたら素直ないい子になるだろうね〜って、自然と納得できます。

 

他にも熱狂的なキリスト教信者の生徒会長マリアンヌがかなりいいキャラしていて、子分みたいな女の子と自分たちだけの挨拶ポーズを作っていたり、甲高い声を出して女の子とハグしたりと、『ミーン・ガールズ』のプラスティックスもこんな感じだったな〜と嬉しくなったり。

学園ものにこれだけこの手の女の子が出てくるってことは、アメリカ人からすると、こういうキャラクターはあるあるなのかな?

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どの衣装もエマ・ストーンにすごく似合っていて可愛いけど、私のお気に入りはプールサイドで着ていたコレ!

 

程よく軽〜くお下品で、テンポが良くてエマ・ストーンが魅力的なので、楽しく一気に観られる学園ものコメディ。

『ラ・ラ・ランド』では夢を追って苦悩する、すこし大人なエマ・ストーンの姿を楽しめますが、こちらはポジティブな勢い満点のエマ・ストーン。

ラブコメ好きの方に全力でオススメです。

 

 

こちらも学園ものの王道。女の子グループのごたごたを堪能したい方はこちらも是非!

 

"Love Story"収録アルバム。