The World is Not Enough.

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The World is Not Enough.

主に映画と海外ドラマの感想を書いてます。ネタバレなしカテゴリ以外はネタバレあり。時々文房具やコスメの話も。

武則天(武媚娘傳奇)第4集 無謀な発言

広告

すっかり間隔が空いてしまいました。

正直なところ、『武則天』が日本でどのくらい盛り上がっているか全然わからないのですが、チャンネル銀河でアンコール放送されるくらいだから、それなりに流行っているとみていいのでしょうか?しかしチャンネル銀河を観ているということは、もともとアジアドラマにある程度の興味があるということなので、あまり当てにならないかも…。世間的な認知はともかく、せめて海外ドラマ勢の中での認知度がもっと高まるといいなあ。私も中韓ドラマを見るのはほぼ初めてだけどこれだけハマっていますし、『武則天』、本当に面白いと思います。

 

f:id:gisele007:20170108221943j:plain

※『武則天』についての簡単な紹介記事はこちら。

『武則天』は現在、BS12にて毎週火曜〜金曜、CS銀河チャンネルにて毎週土曜日に放送中です。BS12は無料チャンネルなうえに画質も良くて素晴らしい!(回し者ではありませんよ。笑)ドラマ『武則天』に興味を持っていただけた方は、是非、BS12の公式サイトから再放送のリクエストを送ってみてください。私自身、もう一度最初からBS12で観たいです!

 

 

第3集 "無謀な発言"あらすじ(BS12公式サイトより)

文徳皇后の仮面を承慶殿から持ち出した武如意は陛下にその罪を問われる窮地に陥った武如意は韋貴妃から挽回の機会を与えられるも“文徳皇后を哀れむ”と発言したため牢に留置されるしばらく経つと武如意は甘露殿に召され皇后を哀れんだ理由を陛下から尋ねられる一方武如意が陛下に召されたという噂は瞬く間に宮中に広まる一族のためなんとしても蕭薔を推挙せねばならない韋貴妃は宮女を通じ陛下の側近に賄賂を渡す

 

前回のラストにて、李世民に承慶殿の仮面のことを咎められた如意。それを受けての、のっけからの「何のことかわかりません」発言なのですが、如意、さすがにそりゃないだろ!って話ですよね。まあ本人としては盗んだという意識はなくて、「たまたま持って帰っちゃったけど、機会をみて返そうと思っていたのに…。」てな具合ではあるんでしょうが、はたからこの状況を見れば、盗んだようにしか見えません。本来なら即・死罪になるところですが、文徳皇后の命日に死人が出るのはよろしくないと判断したのか、韋貴妃が「7歩歩く間に文徳皇后の才覚を表す詩を吟じられたら、死罪は免じてあげる」と挽回の機会を与えてくれるのです。李世民の手前、自分の度量の広さを見せたいという目的もあるのでしょうが、韋貴妃のこういうところが好き。やみくもに自分にとっての敵を貶めるのではなく、好機をうかがって攻め込むんですよね。このあたりが、蕭薔はまだまだ及びません。

で、せっかくの機会なのですが、ここで如意、またもや只者ではない行動に出ます。詩は作ることができない、と言い、その理由として挙げたのがなんと、亡き文徳皇后に対して感じる哀れみ。哀れみだなんて言葉、通常は身分の高い人に対して使う言葉ではないですよね。でもきっと如意はいつも通り、思ったままのことを素直に言ったまでなのでしょう。蕭薔を除く才人たちの嘆願や、それを後押しする楊淑妃の発言などもあり、如意は掖庭の牢に留置されることになります。それにしても、私だったらこんな局面に立たされたら必死になって言い訳をしてしまいそうですが、如意は言い訳をしませんね。皇帝の前で言い訳だなんて出来る雰囲気ではないのかもしれませんが、死罪になることがほぼ確実な雰囲気なのですから、少しくらいは言い訳したくなっちゃいますよね?

韋貴妃も楊淑妃も、2人とも如意は只者ではない、と当初から思っているようなのですが、アプローチが全然違うところが、この2人の性格の違いを表しています。韋貴妃は脅威だから取り除きたいと考えているのに対して、楊淑妃は如意のことを劇薬のように思っているのじゃないかなと思います。うまく使えば自分の敵である韋貴妃を追い込めるぞ、と。韋貴妃も楊淑妃も策略家である点は同じですが、こんなふうに方向性の違いがありますよね。(このあたり、翳りが見えてきているとはいえ強大な権力を持った親族がいる韋貴妃と、そうでない楊淑妃という差もあるのですが。)外野からパッと見ると韋貴妃だけが悪役のように思えるけど、もしかすると楊淑妃のほうが腹黒いのかもしれない…。現実にもこういうことってよくありますよね。

 

ところで牢に入れられた如意、運ばれてきたご飯を喜んで食べようとしますが、看守が意地悪をしてお皿を蹴飛ばすので、ご飯が食べられません。遠回しに、というか結局ははっきりと、賄賂がないとご飯は食べられないよということを言うのですが、黙って従う如意ではありません。そこまで言っちゃう!?ってくらい厳しい言葉を言い放ち、怒った看守が牢に入ってきて棍棒で殴ろうとすると、さらにきつく言い返す。というかほとんど脅しの領域!あまりの気の強さに見ていて笑ってしまいました。

一方、李世民は仮面を拭き拭き。夜伽の相手をカタログから選ぶというシステムがなんだか面白いですね。このカタログ作りのために、入宮時に身体測定があるんですよね。

で、如意のほうはというと、しばらくすると打って変わったような態度で看守が戻ってきて、机の上にご馳走を並べるのですが、これまた1人で食べるような量かな?って感じで可笑しい。でもご馳走には手をつけず、本来のメニューを要求する如意。しっかりしてますね。このご馳走は、韋貴妃に同調してしまった罪悪感から、殷徳妃が手配したものだったみたいです。そこへ甘露殿の役人がやってきて、看守は、おめでとうございますと連呼。この甘露殿のおじさん、夜伽の象徴みたいで面白いですね。このおじさんが来たら夜伽に呼ばれたってことなんですね。それにしても牢にいる人のところに出向いてくるなんて、よく考えたら不思議。韋貴妃と春盈もビックリです。おじさん、変だなあとか思わないのかな…まあ思ったところで、皇帝の命令なので粛々と遂行するだけでしょうが。

 

李世民のもとへ来た如意、罪人であることに加えて皇帝に夜伽の相手として指名され、本来ならガクガクブルブルなところですが、緊張感がないのか、はたまた好奇心が勝るのか、辺りをキョロキョロ。李世民に、皇后を哀れむ理由について聞かれるのですが、「答えたら怒って私を斬り捨てるだろうから、その前に1つしつもーん!」と、まさかの逆質問。やはり普通じゃない!めでたく、承慶殿で一緒に踊った相手が李世民だと確証が得られ、満足する如意。

「後宮の妃嬪たちは、皇帝である自分のことが好きなだけ。亡き皇后は人となりを愛してくれたから全然違う」と言う皇帝、まさかの純愛派発言。でも、綺麗な女性たちがみんな自分の歓心を買おうと必死になってくれるけど、それは自分の地位ゆえと思うと、虚しさはあるでしょうね。虚しさもあるし、退屈さもあったんだと思います。みんな皇帝に気に入られることが目標だから、当然、皇帝にとって耳障りのいいことしか言わないわけです。そんな中、好き勝手言ってくる如意がすごく新鮮で、そこに李世民は惹かれたんでしょうね。現代のイケメンや美女が、自分になぜか冷たい異性に惹かれてしまうのと同じ理屈です(たぶん)。

如意が文徳皇后に哀れみを感じた理由ですが、「7人もの子の育児と後宮の取り仕切りをして、残りの時間をずっと陛下と過ごしていたのなら、『女則』(文徳皇后が記した、陛下に愛される秘訣についての本です。ハウツー本まで書いていたとは、文徳皇后恐るべし)なんか書いてる暇があるはずない」というものなのですが、さすが如意、ご明察。さらに如意、たいして皇后のことを構っていなかったから後悔してるんでしょ、と一刀両断。それを聞いた李世民は、如意を斬り捨てるどころか、"罰則"という名目で承慶殿の管理を任せます。管理って何をするのかというと、昼間は建物内の掃除、夜間は『女則』の書き写しをするそう。なにそれ私もやりたい…。

当然、その"罰"について聞いたみなさんはびっくり。殷徳妃は一安心といった表情ですが、韋貴妃はイライラして、話しかけてくる春盈と抱いていたネコに八つ当たり。(韋貴妃はよくネコちゃんを抱っこしていて、おちゃめな一面にほっこりします。)気を取り直した韋貴妃は、蕭薔を夜伽に呼んでもらわなくちゃと、皇帝の側近である王徳さんに贈り物をします。この場面の王徳は珍しく冠をかぶっていないので、新鮮な感じ。李世民から直々に韋家について調べるよう言われている王徳ですが、もちろんそんなことはおくびにも出しません。

そこらじゅうの人たちにおめでとうと言われる如意は、不可解な表情。徐慧が、みんなあなたが今後の皇帝の寵愛を得ると思っているのよ、と言いますが、そんなことないと冷静な如意。一方、王徳は、律儀に蕭薔を夜伽の相手としてオススメ。「確かに待ちぼうけさせたけど、贈り物あげといたからもういいでしょ」と言う李世民にモゴモゴ。結局蕭薔がその夜の指名を受けるのですが、得意げな様子を隠そうともしない蕭薔は、本当に馬鹿というか幼いですね…。嫌みたらしくお茶を淹れろと要求したうえに、淹れてくれた徐慧にお茶をかけ、さらに如意に嫌味を言って去る蕭薔。蕭薔といえば得意げなときに甲高い声でケタケタ笑うのが定番なのですが、去ったあと如意にモノマネされちゃってます。「私のこと好き?」とか李世民に聞いちゃって、本当に子供っぽい蕭薔。困った人です。

 

場面は変わって、文徳皇后にそっくり(という設定。役者は同じ人)の鄭婉言が出て来ます。文徳皇后を描いたとおぼしき掛け軸をたくさん並べて、絵の中の文徳皇后のポーズを真似する鄭婉言。入宮することにあまり気の進まない様子の鄭婉言ですが、父親に5年も準備してきたのにと諭されます。鄭婉言のおじは、殷徳妃の兄である殷宏智です。文徳皇后に容姿が似ていて、仕草も似ているからといってすなわち皇帝に愛されるわけではないと思いますし、鄭婉言じたいがそう言うのですが、殷宏智や鄭婉言の父である鄭仁曦は自信たっぷりの様子。

新入りたちが鳳露台で三妃に謁見すると、亡き皇后に似た鄭婉言に三妃は驚きます。そりゃびっくりしますよね。韋貴妃は亡き皇后の親戚かと思ったようですが、違うということがわかります。韋貴妃に続いて殷徳妃も台から降りてきて、韋貴妃は新たな脅威の出現に怒りに震え、殷徳妃はあまりの他人の空似に怯えた様子。その後、殷徳妃は殷宏智に「鄭婉言が寵愛を得られれば、辺境に行かされている徳妃の子・斉王を都に呼び戻せる」と言われ、すこし心が動いたようですが、はたしてそんなに上手くいくのでしょうか。韋貴妃が黙って手をこまねいているとは思えませんしね。