The World is Not Enough.

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主に映画と海外ドラマの感想を書いてます。ネタバレなしカテゴリ以外はネタバレあり。時々文房具やコスメの話も。

武則天(武媚娘傳奇)第1集 初めての後宮

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2017年(もう2017年なんですね…今更か)1月7日(土)より、CSチャンネル銀河にて、『武則天』アンコール放送が始まりました。

なんとか全82話の感想を書いていきたいと思います。ネタバレしまくりますので、ご注意ください。

各話ごとのタイトルについては、日本版公式サイトに基づいています。

 

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このドラマ『武則天』の紹介については、こちらの記事をご覧ください。


なお、今回感想を書く第1集のみ、YouTubeの公式動画にて1話まるごと観ることが出来ます。

 

 あらすじ(BS12公式サイトより)

時は武周王朝。宰相 張柬之は武則天を退位させるべく、皇太子・李顕を促し、武則天の寝宮へ配下と共に押し寄せる。武則天は、張柬之たちの謀議を受け、皇太子へ譲位することに同意する。もはや一介の老婆となった武則天は、かつて愛した2人の男性を懐かしみ、入宮したばかりの頃を思い出す。貞観11年、14歳の武如意(武則天)は、時の皇帝 太宗より正五品 才人の位を与えられ、大勢の若き妃嬪と共に後宮に召し入れられる。

 

 

物語は年老いた武則天の回想という形で始まります。年老いた武則天の姿も、ファン・ビンビンが演じております。姿はメイクでなんとかするとして、声はどうするの?と思われるかもしれませんが、中国ドラマの声はすべて声優さん(?)の吹き替えなのです。(大陸の俳優さんだけじゃなく、台湾や香港の俳優さんも出ているから、標準語に揃えるためでしょうか?このあたり中国のドラマ事情について不勉強です…。)

それにしても冒頭からいきなり、刺されて口から血を流してる人が出てきたり、生首が出てきたりするのでヒエッとなりますが、よくよく目を凝らしてみると、血はなんだか朱色っぽくて書道の先生が添削してくれるときの墨の色みたいだし、生首もマネキンぽさが半端なくて、そんなにリアルじゃないです。なので、ゴア表現にあまり耐性のない私でも大丈夫でした。今後もちょいちょい流血シーンとかありますけど、朱色なのと、演出が大げさなのでわりと平気です。

皇太子の李顕の情けないこと!せっかく皆が決起して集まっているのに、部屋の中でウロウロ。なかなか皆の先頭に立つ踏ん切りがつかない理由が、実母の武則天が怖いからときた。張柬之に諌められて、なんとか武則天のところまで行ったはいいけれど、土壇場で武則天に一喝されて逃げ出すありさま。こりゃだめです。張柬之も皇太子がダメダメなのはわかっているけど、唐の再興と李家の血筋を絶やさないことを最重要視。ここまでダメな皇太子を皇帝にしてでも、唐を再興しないといけないもんなんですかね〜。まあやっぱり脈々と続いてきた代々皇帝の血筋っていうのは大事なんでしょうね。

謀反を起こされているというのに「今夜は何事も起こらなかった」といって皆を帰らせるところに、武則天の度量の大きさが現れてます。まあこれ以前にかなりの人数を処刑しているみたいなんですが。張柬之とはかなり信頼関係が深いことが会話から伺えるので、張柬之に免じて皆を赦したみたいな感じでしょうか。

 

武則天が李世民の後宮に入ったころの話になって、如意として登場したファン・ビンビンが美しい!こんなに美しいんじゃ、目立ってしょうがないですよね。跪きなさいと言われて、輿には誰も乗ってないんだからいいじゃんと減らず口をたたいて、性格がよく表れてますね。徐慧、蕭薔も、一瞬の表情だけでどんな人かちゃんと分かる。良い登場シーンです。

良い登場シーンといえば、李世民の息子たちも。李世民は、皇太子である李承乾には「勇猛なのは良いが、状況をみて、押しどころと引きどころを見きわめなさい。大局を見るように」。呉王・李恪(3人の中では唯一、皇后の子ではなく、母は楊淑妃)には「皇子の中で一番腕が立つが、気をまわしすぎるのが欠点。私と戦うときも手加減せず戦いなさい」。そして魏王・李泰には「刺客じゃないんだから背後から攻めるな。聡明なものは往々にしてそれが仇になるから、正々堂々と戦いなさい」と言う。このセリフが、ちゃんと息子たち3人の紹介の役割を果たしてます。それだけじゃなく、李世民の名君ぶりもよく分かりますよね。

 

身体測定のシーンで才人たちが腕につけられる赤い点ですが、これは"皇帝のお手つき"になっていないということを表す印です。この赤の色素、それこそ墨だと思いますよね?ところが違うようなんです。正体はもうちょっと後の話で出てきます。

蕭薔は、おばである韋貴妃の名前を出したらなんでも許されると思っている、嫌な人!まあでも、入宮時の如意が14歳ですから、蕭薔も似たような年齢のはず。このくらいの年頃なら、偉そうにわがまま放題したくなっちゃう気持ちもわからないではない。というか私が14歳のときなんてもっとひどかったと思う。そう思うと、徐慧とか人間が出来すぎてます。

 

四妃の登場シーンは壮麗ですね。一気に画面に色彩が溢れて、華やかになる瞬間です。位が高いからかなり着飾っていて、髪飾りとか衣装とか綺麗で、見ていて惚れ惚れ。

この4人、視聴者の期待を裏切らない仲の悪さ。殷徳妃と劉賢妃はそうでもなさそうだけど、劉賢妃と韋貴妃は不穏な雰囲気だし、韋貴妃と楊淑妃はあからさまに仲が悪そう。殷徳妃と劉賢妃は韋貴妃に気をつかってへりくだっている様子がありありで、楊淑妃は表面上気をつかってはいるけれど立場上は負けてない、という感じが読み取れます。

ところで、前にも記事に書きましたが、リスみたいな口元が可愛い楊淑妃役のキャシー・チャウさん。なんとアラフィフなんですよね。信じられない!

 

韋貴妃、ほんと意地悪ですよね〜。暑い中、皆を長時間屋外に立たせたり、如意のお父さんのことを皆の面前でけなしたり。っていうか、入宮したての才人たちが後宮のトップの四妃の前に出るって、すっごく緊張するし、どんな方たちなのかな!?って少なからずわくわくもしてると思うんですよ。そんないたいけな才人たちの前にあんな迫力のあるおねえさんが出てきたら、ビビっちゃいますよね。とはいえいいこと言ってるんですけどね。運と才覚次第で四妃にもなれちゃうかもよ?って言ってくれてるんですから。この後ずっと観ていくと分かるんですけど、韋貴妃、超意地悪で汚い手も使うけど一本気は通ってるんですよ。だからこそ如意の、容姿が美しいだけじゃなく芯のあるところを一瞬で見抜いて、この女は脅威になる!って思って意地悪したのかもしれないですね。徐慧のことはジロって見ただけでしたもん。意地悪で残酷でときどきお茶目な面のある韋貴妃は私の一番お気に入りの登場人物です。

殷徳妃は劉賢妃のこと可憐だと言っているけれど…うーんそうかなあ?!強めの眉メイクのせいか、見た目だけで言うとけっこう気が強そうに見えませんか?逆に韋貴妃なんかは、アイシャドーとリップは派手な蛍光ピンクだけど、眉はナチュラルですよね。このあたりがなんか面白いです。

 今回は四妃の侍女たちもちらっとしか映らないけれど、彼女たちも個性豊かで、今後大活躍しますよ。

 

 

これを書くのにものすごく時間がかかってしまいました。初回からこんなでは先が思いやられます。なんとか頑張ろう。