The World is Not Enough.

読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

The World is Not Enough.

主に映画と海外ドラマの感想を書いてます。ネタバレなしカテゴリ以外はネタバレあり。時々文房具やコスメの話も。

コヨーテ・アグリー

広告

誰しも、なんらかの夢ってあると思います。もし今は夢がなくても、幼いころには夢があったという方は多いんじゃないでしょうか?

また、自分の好きなことを仕事にしたい、と願う方も多いと思います。そのために努力中の方もいらっしゃるでしょう。(かく言う私は、そもそも好きなことが何なのかすら分からないので、スタートラインにすら立てていません…。)

とはいえ、現実問題、思い描いた夢がそうそう叶うとは限りませんし、好きなことを仕事にできて、なおかつそれで生計を立てられるレベルに達するとなると、ハードルが高いです。

ところが映画を観ていると、夢をかなえたり、はたまた理想の恋人と出会って結ばれたり、なんだか成功している人の話ばかり…。時には「映画の主人公はいいなあ〜」なんて、自分の努力不足を棚にあげて呑気に考えることも。でも、私は観終わった後に楽しい気分になれる映画が好きなので、サクセスストーリーが大好きです。

サクセスストーリーを観て、ちょっと前向きになりたい。

そんな気分の時にサクッと観られる映画の1つが『コヨーテ・アグリー』です。

 

f:id:gisele007:20170106143459j:plain

 

冒頭でつらつら書いたものの、公開当時に観てなんとなく好きで、DVDも持っていたににもかかわらず、いつしか記憶から消えてしまっていたこの作品。なんとなく番組表を眺めていたら、スターチャンネルにて放送されるのを発見。

かつて観ていた頃にはまだまだお子様だったので、恥ずかしながら、セクシーなお姉ちゃんたちが踊りまくっていたことや、なんとなくハッピーに終わったことしか記憶に残っていませんでした。

が、久しぶりに観てもやっぱりそういう感じの映画だったので、なんだかとても安心しました(笑)

 

  • 主人公ヴァイオレットを演じているのは、現在ではドラマ『コバート・アフェア』の主役で有名なパイパー・ペラーボ。この映画の当時はぜんぜん有名じゃなかった(はず)ので、誰だろうって感じでした。下がり気味の口角の大きな口がチャームポイント。
  • 映画の中でヴァイオレットは"Can't Fight the Moonlight"の他にも何曲か歌っていますが、すべて、本人役で出演している歌手リアン・ライムスが吹き替えています。
  • コヨーテ・アグリーは、実際にあるコヨーテ・アグリー・サルーンというバーがモデルになっているとか。チェーン展開までしているようです。
  • ありがちな要素で埋め尽くされた映画ながら、コヨーテ・アグリーがすごく魅力的なので、全体のいいスパイスになってます。欲をいえばヴァイオレット以外のコヨーテたちにもう少し焦点があたると良かったけど、あくまでヴァイオレットの成長物語ですしね。ゾーイを演じているのは有名モデルのタイラ・バンクス。ちなみに店主リル役は、『ハムナプトラ3』のエヴリン役(1・2ではレイチェル・ワイズが演じていました)や『シークレット・ウィンドウ』にてジョニー・デップの妻役を演じたマリア・ベロ。
  • 似たような感じの、田舎から出てきた女性が夢を叶える映画としては『バーレスク』があります。主人公の相手役の男性が影が薄いのも共通。が、こちらはクリスティーナ・アギレラが田舎から出てきた女性、シェールが店主を演じているので、『コヨーテ・アグリー』とは比べものにならないおどろおどろしさと迫力があります。『アナと雪の女王』アナ役のクリスティン・ベルも出てますしね。終始画面全体がギラギラ光っているかのような雰囲気で、歌も迫力ありまくりなので、軽〜く観たいとき、ながら観したいときは『コヨーテ・アグリー』のほうがおすすめ。
  • 映画の中で妙にリアルなのが、ヴァイオレットのステージ恐怖症。「私、できる気がする!」とか言って、観てるこっちが大丈夫か?って思うノリでステージに上がるものの、毎回「無理ですぅ…」ってなるのが、こういう人いるいる〜みたいな(笑)なんなら自分自身そういう面あるよねって思ったり。
  • あと、他の映画でもありがちだけど、これも現実にあるよねっていうのが、「人から言われてその選択をしたんじゃなく、全部自分が決めたこと」ってやつ。そもそもヴァイオレットは歌うことに自信がないから、オドネルに言われてステージに出る!って言っちゃったものの、心のどこかで行かないための言い訳を探してるんですよね。それが態度に出てるから、リルにも「本当に(仕事を)抜けたいと思ってるの?」って言われてしまう。あと、人前で歌えないことじたいも、遺伝だからって言い続けてますよね。オドネルにも「その遺伝病、ER(ドラマです)で見たことある!」なんてからかわれて。結局、本当はヴァイオレットのお母さんは人前で歌うのが怖くて歌うのをやめたんじゃないことが分かるんですけど。
  • それにしても、映画ではよく、ただのチャラチャラしたナンパ野郎かと思ったけど実際は一途で一生懸命主人公を支えてくれる、みたいな男性が出てきますけど、実際のところ、そういう人って多いのでしょうか??現実では、チャラチャラしていると思ったらやっぱりチャラチャラしている、ということのほうが多いのでは…なんて思ってしまいますが。
  • 職場(コヨーテ・アグリー)が、「頼れるお母さん的な上司」(リル)、「最初意地悪だけど情にあついアネキ」(レイチェル)、「奔放だけど優しい同僚」(キャミー)という、お仕事映画でありがちなキャラのランキングベスト3みたいな3人で占められていますね。
  • お父さんが、娘がコヨーテ・アグリーで働いていることに対して否定的なのはともかく、オドネルの言ったことはちょっと引っかかる部分もあるんですよね。夢を追いかけて自分のやりたいことだけやって生きるのは立派だけど、やっぱり生きていくにはお金がいるじゃないですか。だから、確かにコヨーテ・アグリーは決してお上品な店じゃないですけど、ソングライターとして日の目をみないヴァイオレットが、とりあえず自分を必要としてくれて、それなりに輝ける職場で働くことに甘んじるのは仕方ないと思うんですよね。まあオドネル的には、ソングライターになりたいな〜って言いつつコヨーテ・アグリーで踊りまくってるヴァイオレットが夢から逃げてるように思えてるんでしょうけど、普通の人は、そうやって夢と現実の折り合いをつけて生きていくしかないじゃないですか。ヴァイオレットのように弱点を乗り越えたとて、同じような成功が待っているとは限らないんですから…。
  • さっきからありがちとかお手軽とか言いまくってますが、この映画、好きですよ!