ガール・オン・ザ・トレイン

原作が面白かったのと配役最高なのとで期待していた作品。

「重度のアル中の女性が通勤電車の車窓から毎日観察していた、線路沿いの家に住む美女が殺される」という事件が根幹となって、女性陣3人の視点からストーリーが展開されます。

 

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サスペンスと言うには展開が読めすぎる感はありますが、出演者の実力でなかなか見応えはあり。

特にヘイリー・ベネットは危なっかしいセクシーさで、かなりの好演。この作品のほかにも『マグニフィセント・セブン』での一筋縄ではいかなさそうな芯の強いセクシーさ・存在感が記憶に新しく、大注目の女優さんです。

また、『ミッション:インポッシブル ローグ・ネイション』にて女スパイのイルサ役を演じて注目を浴びたレベッカ・ファーガソンが、控えめな中にしたたかさを覗かせる演技を披露しています。

 

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原作の主人公格レイチェルは、読んでるこちらが笑い転げるくらいヒドい行動尽くしだったので、あの役をエミリー・ブラントが…と思ったけど、映画ではそういう部分はうまく端折られていて、そこそこ小綺麗にまとめられていました。

レイチェル含め、原作の登場人物たちの救いようのない感じ(ところがラストはわりと明るい…笑)が結構好きだったので、その部分がごそっとなくなっちゃってるのが残念ではありました。

原作はイギリスが舞台だけど、映画はニューヨーク郊外に舞台が変更されてます。

エミリー・ブラントの演じるレイチェル役の元夫はジャスティン・セローが演じてるけど、もともとはクリス・エヴァンスが配役されていたもよう。そしてルーク・エヴァンスの演じてる役はジャレッド・レトが予定されていたそうです。

実現した配役もそれぞれぴったりだったけど、実現しなかったほうのバージョンも見てみたかった〜。

 


原作小説。登場人物たちの性格がかなり極端、というかレイチェルに至っては大暴走なのですが、ラストは不思議と元気が湧いてくる。上下巻ありますが、サクサク読めます。